寝返りが負担なく出来る寝具を選ぶことが腰痛対策には不可欠
私は40代の男性です。
腰に違和感を覚えたのは小学校高学年。
腰痛になった当時の原因はサッカーです。
大人になってギックリ腰の原因になったのはゴルフでした。
サッカーもゴルフも利き足を主に使うため、体のバランスを悪くさせ腰痛を発症させました。
ウォーターベッドなど柔らかいベッドの特徴。
私が子供の頃はウォーターベッドなど柔らかさを売りにしたベッドが注目されていました。
現在は負担なく寝返りが出来る寝具やマットレスに注目が集まっています。
長時間同じ姿勢でいることは心身にとって苦痛、柔らかいマットは寝心地が良いように思えます。
ですが、体がマットに沈み込み過ぎると寝返りが困難、そのため同じ姿勢で寝なければならないため体が癒されません。
なぜ寝返りが睡眠には必要なのか?それは寝たきりの状態が続くことを考えれば理解が出来ます。
心身に疲労がある時は血液の流れが悪く、血液がドロドロな状態であれば、血液を循環させる心臓に負担が掛かります。
心臓から送られた血液は動脈を通じて全身に運ばれ、静脈を通って再び心臓に戻って来ます。
血液の流れをサポートするのが足の脹脛(ふくらはぎ)、脹脛は石油ポンプに形が似ており、脹脛を動かすことで血液は静脈を通って心臓に戻ります。
歩いている時は自然に脹脛を動かすためスムーズに血液を心臓に送り込むことが可能ですが、座っている時や睡眠中は脹脛を使わないため、主に心臓だけの働きで血液を循環させなくてはなりません。
体にとって心臓だけで血液を循環させることは大変、そのため体力が低下する高齢者になると長時間の睡眠が困難になります。
歩くことによって脹脛を動かし心臓の負担を軽減することが出来ますが、一生眠らずに泳ぎ続けるマグロと違って、人間は歩きながら寝ることは出来ません。
寝返りの大切さ
そのため、睡眠中に寝返りをすることは必要になります。
寝返りをしたくらいでは大して脹脛を使っていませんが、トマトジュースを考えれば寝返りの重要性が理解できます。
トマトジュースを長時間放置したら水とトマトに分離、川も水の流れが悪いと池のように淀んだ水質に、水の流れが良いと澄んだ水質になります。
日中歩いている時の血液は流れが良いためサラサラ。
一方、睡眠中は水分補給も出来ず血液の流れはドロドロ、前途したようにドロドロな血液では心臓の負担になり快適な睡眠の妨げになります。
トマトジュースも頻繁に振ると、水とトマトが分離をすることはありません。
血液の約90%は水分、残りの10%が沈殿すると血液の流れが悪くなり、場合によっては血液の流れをシャットダウンだせ脳梗塞など重篤な疾患を招きます。
畳に布団を敷いて寝ることが日本人には適しています。
睡眠中に負担なく寝返りをするには、制限があるベッドより畳に布団を敷いて寝ることが日本人には適しています。
フワフワなマットでは体が癒されないだけではなく、メンタルにも悪影響を及ぼします。
記憶を整理するには睡眠が不可欠、そのため試験前に一夜漬けで得た知識は長くは覚えられません。
パソコンで処理能力が落ちると動きが鈍くなるように、睡眠不足で記憶力が低下すると、気持ちと行動が一致しないためイライラが募り精神的なストレスとなります。
畳に使われるイ草には、精神を安定させる森林浴に似た効果があり、日本人にとって和室で寝ることは心身を癒やすのに相応しく、腰の負担軽減にも繋がります。